院長のブログ

病児保育室の病児の受け入れに関してのお願い2022.06.20

新型コロナウイルスの感染者数は第6波のピークも過ぎて感染者数は落ち着いてきていると考えますが、現状の感染者は20歳以下が過半数を越えている状態は続いております。安田小児科内科併設の病児及び一時預かり『ミー』では病児及び一時預かりの両方を行っておりますが、施設的には医療機関に位置づけられているため、クラスターが発生すると一定期間閉鎖を余儀なくされることになりその対応に苦慮しており、お預けをお考えの保護者の皆様にもご迷惑をかけていることをお詫びいたします。
新型コロナウイルスはほとんどの感染者が発熱を伴っているため、発熱者に検査を実施する必要があります。新型コロナウイルスの検査には現在行われているものに、ウイルス抗原定性検査、ウイルス抗原定量検査、PCR検査があります。ウイルス抗原定性検査は測定時間が8分から15分程度で実施でき非常に簡便な検査ですが、発症後短時間では偽陰性(陽性なのに陰性となってしまうこと)が多く存在します。ウイルス抗原定量検査は非常に鋭敏な検査で、測定時間も1時間程度で結果が判明しますが機器が高価で簡単に手に入れることは難しいといった難点があります。PCR検査も同様です。PCR検査は結果判定まで数時間を要します。
当院では発症まじかで受診していただいた方には新型コロナ判定にはPCR検査をお勧めしております。
 流行が落ち着いてきたとはいえ、低年齢での新型コロナウイルス感染症はしばらくは収束することは考えにくいと思い、そこで、病児預かりを希望される発熱のお子様には誠に心苦しいのですが、コロナの検査を受け入れ前にお願いしたいと考えております。できれば預かり前にコロナウイルス定性検査を実施して陰性の方のみお預かりする方針とさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 院長