院長のブログ

新型コロナワクチンの第4回目接種について2022.06.20

新型コロナワクチンの第4回目接種が令和4年6月から開始されました。接種時期は第3回目接種から5か月以上経過すれば接種可能です。60歳以上の方はお住いの市町から接種券がお手元に送付されますから、第3回目の接種時期を確認していただいて5か月以上経過していれば、接種可能な医療機関に予約して接種を受けていただくことができます。18歳から60歳未満の方は、新型コロナウイルス感染症に罹患した際に重症化が予想される基礎疾患をお持ちの方は接種ができます。過去の新型コロナワクチンを接種されたときにお住いの市町が予診票で基礎疾患を確認できている方には第4回目の接種券が送られてきますが、確認できていない場合には接種券は送られてきませんので、お住いの市町に各自で申告していただき接種券を送っていただくことが必要になります。これが今回の第4回接種の概要になります。基礎疾患に関しましては松阪市のHP等で確認していただきますようにお願いします。
第4回目の新型コロナワクチンは感染を防ぐ効果はすでに報告されているデータを確認したところでは、あまりなさそうな結果でした。ただし、重症化を予防する効果は認められますので、新型コロナ感染症に罹患すると重症化すると考えられる高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方は接種をご検討していただくとよいと思います。副反応は主に局所反応としての接種部位の痛みや腫れ、全身症状としての倦怠感や37.5度以上の発熱が主なもので、過去のワクチン接種とほとんど差は認められないようです。
今回は過去の新型コロナワクチン接種がアナフィラキシーや接種時の強い副反応で3回の接種ができていない方に新しい新型コロナワクチンが登場してワクチン接種が可能になっております。今まではワクチン接種が副反応で接種できていない方で、ワクチン接種が可能なワクチンが出たのなら接種してみようかなとお考えの方は、市町のワクチン相談センターやかかりつけの医療機関にご相談していただくことをお勧めします。